Technics SL-1200MK5修理レポ ICチップ編

20140908_230037

前回のあらすじ!
PCDJのシンク機能ばかり使っていて、タンテのピッチ調整した時に回転ブレが起きることに気づいていなかったフトシ
シンクを外してプレイしようとしたらどうにも音がブレる…これはピッチフェーダーがイカれている!と思い、ネットでパーツを購入し交換したのだった。
しかしピッチフェーダーを交換したのにプラッターの回転のブレが直らない…!
これはモーター制御系統に異常がありそうだ、と絶望していたフトシだったが…!?


ピッチフェーダー編はこちら

というわけで今回はICチップ交換編です。
調べてみるとどうも、回転ブレの原因はICチップだったようで…
ピッチを弄ってから挙動がおかしくなるまでに数分かかるので、ある時期のチップに関しては新品でも検査をすり抜けて出荷される場合が少なくなかったようです。
初期不良ではなくても長年使用していると故障する場合もありそうです。

ピッチフェーダーの交換は結構自分でやっちゃう人多いみたいですが、ICチップに関しては情報が少なすぎ!という事で簡単にまとめてみます。

20140908_225453
まずはプラッター(レコードを乗せる金属の円盤部分)を外して図のように。
磁石で半固定されているので、外れにくい場合は片手で上に引っ張りつつも、片手でプラッターの外周を軽くトントン叩くと外れやすくなります。
このへんは歪みとかの個体差もあるので、すんなり外れる場合と妙に固い場合でわかれると思います。

そして黒いダストカバーのネジを外しましょう。

20140908_225802
ちなみにこの基盤右上にピッチ調整用のツマミとブレーキ調整用のツマミがありますので、そちらの調整をしたい方はダストカバーを外した状態でプラッターを乗せ、挙動を確認しながら調整すると良いです。
今回の目的は画像右下のICチップの交換になります!

20140908_230037
これ!
AN6680です!
ちなみにパーツに関してはサウンドハウスや海外サイトで入手できます!
在庫無くなったらジャンク本体買ってきてパーツ取りとかする感じになっちゃいますかね。

20140908_230043
基盤の取り外し方ですが、まず中央のコイル部分のネジをはずしてコイル部分を丸ごと外してください。
その後、基盤上のネジを外せばOKです。
本体から基盤を取り外す前に差し込み式のハーネスも外しておきましょう。
基盤を外して裏返して左下のICチップの半田を半田ごてとはんだ吸い取り線で吸い取ってください。
ICチップには向きがありまして、基板上に目印もあるのですが、わかりやすい方法だと元のパーツの向きを覚えて換えのパーツもその方向に入れちゃえばOKです。
あとはそのまま半田を付け直すだけ!
はんだ吸い取り線をあまり使ったこと無い人だとどれくらい押し当てれば良いのか不安になるかもしれないので、慣れてない方は本番に行く前に半田に直接はんだ吸い取り線と半田ごてを当てて感覚を覚えてからのほうが良いかもしれませんね。
こればかりは慣れなので…
不安な方は吸い取り線では無く半田吸取器の方がいいかもしれません。
吸い取り線はどちらかというと「にじませて吸う」感じですが、吸取器は半田を直接コテで溶かして文字通り吸い取るだけなのでそっちの方がわかりやすいし手っ取り早い!

今回みたいにちょろっと使いだけなら電動の高いものじゃなくても良いと思います。
慣れちゃえば吸い取り線でもいけますがね…。

さて、交換が済んだらあとは元通り組み立てて、ピッチをマイナス8の位置に。
その後10分くらい回転させてピッチフェーダーを各位置で止めてみて、回転にブレが無ければ無事修理完了です。
あとは電源LEDの光にあたっているプラッターの●を見て、各ピッチ位置でズレがあれば上でも書いた基板上の調整ツマミで微調整しておきましょう。
回転ブレさえなければ再生に支障はないですが、左右のタンテでピッチ位置ズレてると気持ち悪いですしね。

てな感じで無事に我が家のSL-1200MK5も新品同様キッチリ動作するようになりました!

ここまでやったんだしもういっそ、という事でこの後はLED化カスタム作業に移ったのでした。

LEDカスタム編に続く